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一戸建て売却のコツとは?失敗しないための11個のコツを解説

これから一戸建てを売却するのであれば、まずは失敗しないためのコツを抑えてから売却活動に臨むことが重要です。

一戸建ては、マンションより仲介会社次第で売却金額に差が出やすいため、不動産会社の探し方や不動産会社の選び方が特に重要になってきます。

こんな悩みをスッキリ解消!

  • 一戸建てを初めて売るので、重要なコツを知っておきたい
  • 一戸建てをより高い価格で売却するためのコツを知りたい
  • 一戸建て売却で失敗しないためのポイントを押さえておきたい

そこで今回の記事では「一戸建て売却のコツ」について解説します。

売却準備のコツから売却活動中のコツ、売却後のコツまで時系列に合わせて11個のコツを紹介していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

株式会社グロープロフィット 代表取締役 竹内英二

【執筆・監修】不動産鑑定士・宅地建物取引士・公認不動産コンサルティングマスター

株式会社グロープロフィット 代表取締役

竹内英二

大手ディベロッパーにて主に開発用地の仕入れ業務を長年経験してきたことから、土地活用や不動産投資、賃貸の分野に精通している。大阪大学卒業。不動産鑑定事務所および宅地建物取引業者である「株式会社グロープロフィット」を2015年に設立。

資格不動産鑑定士・宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)・中小企業鑑定士

1.一戸建て売却準備の5つのコツ

この章では売却準備のコツについて解説します。一戸建て売却準備のコツは以下の5つです。

一戸建て売却準備の5つのコツ

  1. 査定依頼のコツ
  2. 高額査定を得るためのコツ
  3. 売り出し価格を決める際のコツ
  4. 良い不動産会社を選ぶコツ
  5. 媒介契約の選ぶコツ

1.査定依頼のコツ

不動産会社の探し方としては「まずは幅広く声をかけること」がコツとなります。

一戸建てはマンションに比べ、不動産会社によって査定価格に差が出やすいです。

理由としては、建ての査定はマンションよりも単純に難しいからです。

マンションの場合、同じマンション内に他の部屋の売却事例が存在することが多く、査定価格の参考にしやすいです。

不動産会社は、同じマンション内の売却事例を参考にすることが多いため、査定額が各社で大きく差がつくことはあまりありません。

一方で、建ての場合、マンションのように立地や建物の条件がほぼ同じといった事例はほとんどありません。

一戸建ての場合、不動産会社は、土地の立地や形状、建物の築年数や仕様等が異なる事例から一戸建ての査定価格を推定していくため、査定結果に大きな差が開いてしまうのです。

一戸建て売却査定価格の決まり方や査定の流れを徹底解説!
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そのため、建ての場合は複数の不動産会社に査定を依頼することがとても重要で、複数の会社の査定結果を比較することで、より高い査定価格を提示してくれる不動産会社が見つかりやすくなります。

複数の不動産会社に査定を依頼するには、不動産一括サイトの利用がオススメです。

不動産一括サイトでは、無料で複数の不動産会社にまとめて査定依頼ができ、高い査定価格を提示してくれる不動産会社を見つけることができます。

実績や信頼性、提携不動産会社の質など、総合的に判断すると筆者は下記の3つをオススメします。

一括査定サイトのオススメ3選

  1. 超大手の不動産会社6社に唯一依頼ができる「

    すまいValue

  2. NTTグループで安心、一番歴史があり実績抜群の「

    HOME4U

  3. 地域密着の不動産会社にも数多く依頼ができる「

    イエウール

  4. ※番外:一括査定と合わせて使うことで効果を発揮する「

    SRE不動産(※旧ソニー不動産)

実績や信頼性はもちろんですが、上記3サイトは、机上査定での査定依頼が出来る点も大きなポイントになります。

机上査定とは、依頼時に入力した物件の基本情報を基に算出する査定方法で、不動産会社の担当者に物件を見てもらう必要もなく、家に居ながら気軽に査定額を知ることが可能です。

依頼時にメールで査定額を提示して欲しい旨を備考欄で伝えておけば、査定結果や担当者とのやり取りはメールで進むので、営業電話にも悩まずにやり取りすることも可能です。

不動産一括査定サイトについては、以下の記事で詳しく解説しています。

不動産一括査定
不動産一括査定サイトは怪しくない?評判とデメリットを紹介

不動産一括査定サイトのオススメを先に見たい人はコチラ マンションや一戸建て、土地などの「不動産を売りたい」と考え始めたと …

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2.高額査定を得るためのコツ

高額査定を得る方法としては、以下の3つがあります。

  • 内装や外装の状態を良くする
  • 築20年以内に売却する
  • 修繕履歴をアピールする

内装や外装の状態を良くする

一戸建ての査定を受ける時の評価ポイントは、建物の中身、状態、立地(周辺環境)毎に評価され、総合的な評価が査定価格に影響します。

一戸建ての訪問査定での評価を上げるためにできる改善箇所は以下の通りです。

  • 外装:植木の選定、外壁を綺麗にする(※高圧洗浄機のレンタルがおススメ。3日のレンタルで5,000円前後。)
  • 内装:要らない物を捨てる、掃除してホコリや汚れを落とす
  • 設備:更新予定の設備があれば、先に実施する
  • 日当たり:天気予報を確認して、晴れやすい日に査定してもらう
  • 治安:日中に訪問査定してもらい、安心できる印象を持たせる

上記で紹介した改善箇所は、大きなお金をかけずにできますので、訪問査定前に出来る範囲で行いましょう。

築20年以内に売却する

中古の一戸建ては築20年以内の物件に人気が集中しやすい傾向があります。

よって、築20年以内の一戸建てであれば、査定価格も高くなり、売却もしやすくなります。

築年数が経過するにつれて、一戸建ての売却難易度は上がっていきますので、売却を考えている方は自分の一戸建ての築年数を確認しましょう。

築年数20年超えの古い家を売却したい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

古い家の売却はどうしたらいい?そのまま売るか更地にして売るかの判断基準
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なかなか売れなくて困る不動産の一つに「古い家」があります。 解体には費用がかかり、おまけに解体しても売れるかどうか分かり …

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修繕履歴をアピールする

一戸建ての場合、白アリ防除や外壁塗装等のメンテナンスを定期的に行ってきた建物は査定時の評価が高くなります。

どのようなメンテナンスを行ってきたかを事前にまとめておいて、査定時にしっかりアピールすると高額査定を得る可能性が高まります。

シロアリ駆除とは?料金相場や売却時に与える影響を徹底解説

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3.売り出し価格を決める際のコツ

売り出し価格の決め方は、査定価格を参考に決めるのが基本となります。

査定価格は3ヶ月程度で売却できる金額ですので、スケジュールに余裕のある方は査定価格を売り出し価格にする方法で問題ありません。

一方で、早く一戸建てを売りたい方は、査定価格よりも安くしておく必要があります。

査定価格よりも1~2割安くした売出価格に設定すると、1~2ヶ月程度で売却できる可能性が高くなります。

いつまでに一戸建てを売却したいのかスケジュールを決めた上で、売出価格を設定するようにしましょう。

適正な売出価格の決め方と注意点については以下の記事で詳しく解説しています。

統計データから分析!不動産売却で適正な売出価格の決め方と注意点
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4.良い不動産会社を選ぶコツ

良い不動産会社の選び方としては、「売却力 = 不動産を売る力」があるのかを重点的に確認しておきましょう。

力量があるかどうかは、以下のポイントでチェックできます。

  1. 自分の物件を得意とする不動産会社か?
  2. 査定内容に信憑性があるかどうか?
  3. 提供しているサービス内容は魅力的か?

とは言え、なかなか、上記のポイントのチェックの仕方は素人の方では難しくなります。

詳細に関しては、不動産会社の選び方に関する特集記事がありますので、下記からご確認ください。

不動産売却の良い業者・悪い業者の判断は3つのポイントで見極められる
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売却力以外にも、純粋に担当者の人柄や自分とフィーリングが合うかという点も最終的には重要なポイントになります。

不動産会社は一戸建てを購入してくれる買主候補を連れてきますので、買主側の目線に立って「この人(不動産会社の担当者)のいうことなら信頼できそうだから物件を買おう」と思える雰囲気の人を選ぶことがポイントです。

買主は数千万円という大金を支払って中古の一戸建てを購入するため、購入を決定する際に不動産会社や担当者が信頼できるのか常に見ています。

信頼できる担当者を見抜く基準としては、下記のポイントが挙げられます。

  • 対応が早い
  • 受け答えが適切
  • 誠実さを感じる

売主と買主の両方に対し、真面目に、かつ、誠実に働いてくれる営業担当者に出会えたら、一戸建てをより高く売却できる可能性が高まります。

そのため、不動産会社は査定価格だけで選ぶのではなく、営業担当者の人柄を判断して選ぶことが重要です。

5.媒介契約の選ぶコツ

媒介契約とは、不動産会社に依頼する仲介の契約のこと

媒介契約は、「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3種類があります。

特徴 一般媒介契約 専任媒介契約 専属専任媒介契約
他業者への依頼 重ねて依頼ができる 重ねての依頼ができない 重ねての依頼ができない

自己発見取引

※自分で買主を見つけること

認められる 認められる 認められない

媒介契約の最大の特徴としては、

  • 一般媒介契約:他の不動産会社に重ねて依頼することができる
  • 専属専任媒介契約・専任媒介契約:他の不動産会社には重ねて依頼することができない

という点です。

つまり複数の不動産会社に依頼する場合には、一般媒介契約しかないということになります。

一般媒介では、複数の不動産会社に競争関係を生み出すため、早く高く売却できることになります。

一般媒介なら、あえて不動産会社を1社に絞る必要もなく、依頼した不動産会社がダメだったとしても他社に依頼することができます。

一戸建てを売却するのであれば、迷わず一般媒介契約を選択すべきです。

3つの媒介契約については、以下の記事で詳しく解説しています。

不動産売買時に締結する3つの媒介契約(一般・専任・専属)と特徴・違い
一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約の特徴とそれぞれの違い

媒介とは仲介やあっせんのこと 一般的には仲介と言うことの方が多いですが、法律用語で仲介のことを媒介と呼んでいます。 こん …

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2.一戸建て売却活動中の4つのコツ

この章では売却活動中のコツについて解説します。一戸建て売却活動中のコツは以下の4つです。

一戸建て売却活動中の4つコツ

  1. 広告掲載する時のコツ
  2. 内覧対応時のコツ
  3. .価格を見直しする時のコツ
  4. .価格交渉の対応時のコツ

1.広告掲載する時のコツ

一戸建て売却では、買主を探すために、SUUMOやアットホーム等の不動産ポータルサイトに広告を載せます。

広告のポイントとしては、できるだけ写真を多く載せることです。

購入希望者がネット上で検討しやすい物件でないと、内覧数が伸びてきません。

内覧とは購入希望者が物件の中を見に来ること

また、ネット上でしっかり検討できるだけの情報量が多い物件は、内覧後の成約率も高くなります。

広告で写真が多い物件は、「思っていたのと全然違った」という誤解が生じにくくなるため、売却もスムーズに決まりやすいのです。

広告を魅力的に見せるポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。

不動産売却における広告費はどちらが負担?魅力的に見せる広告2つのポイント
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2.内覧対応時のコツ

内覧の対応方法としては、以下の点がポイントです。

  • 全ての部屋を見ることができるようにする
  • スリッパを用意する
  • 部屋の空気を全て入れ替えておく
  • 全ての部屋の電気を付けておく

内覧は全ての部屋を見ることができるようにします。

「この部屋は汚いので見せられません」ということがないように、全ての部屋をきちんと掃除しておいてください。

スリッパは必ず人数分用意して、内覧直前には部屋の空気を全て入れ替え、電気も全部屋点灯させた状態で出迎えましょう。

尚、予算に余裕があれば、バスやキッチン等をハウスクリーニングしておくという方法も効果的です。

内覧準備から当日の対応の流れについては、以下の記事で詳しく解説しています。

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3.価格を見直しする時のコツ

価格の見直し時期は3ヶ月になります。

査定価格は3ヶ月程度で売れる価格ですので、査定価格で売りに出したにもかかわらず売れない場合は、査定価格が高すぎる可能性もあります。

売りに出してから3ヶ月で買主が決まらない場合は、しっかり見直すようにしましょう。

家が売れない場合の理由と対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。

家がぜんぜん売れない!よくある6つの理由と何として売るための対策
引っ越したいのに家が売れない!よくある6つの理由と対策方法

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4.価格交渉の対応時のコツ

価格交渉に備え、売主は最低売却価格を決めておくべきです。

最低売却価格とは、「いくら以上なら売ろう」と決めておく価格のこと

価格交渉された時のポイントは、先方の購入希望価格が最低売却価格以上なら応諾し、最低売却価格未満なら断るということになります。

最低売却価格は、「査定価格の中で最も低い価格」や「住宅ローンの残債額」を参考に決めておきます。

一戸建ての場合、1~2割程度下がった価格で交渉される可能性があるため、事前に最低売却価格を決めておきましょう。

一戸建て売却での値引き交渉については、以下の記事で詳しく解説しています。

家・マンションや土地をとにかく高く売るための12のポイントと交渉術
家・マンション・土地などの不動産を高く売却する12のポイントと交渉術

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3.一戸建て売却後の2つのコツ

この章では売却後のコツについて解説します。一戸建て売却後のコツは以下の2つです。

一戸建て売却後の2つのコツ

  1. 決済・引渡時のコツ
  2. 確定申告が必要なのか判断するコツ

1.決済・引渡時のコツ

決済・引渡の注意点は以下の2点です。

  • 引渡の状態を間違えないこと
  • ゴミは残さないこと

引渡の状態を間違えないこと

一戸建て売却後に注意することは、引渡の状態を間違えないことです。

よくある失敗例としては、「エアコンは残す」と約束していたにもかかわらず、引っ越し作業でエアコンを取り外してしまうというケースがあります。

エアコンや温水洗浄便座は、「残すのか、残さないのか」をしっかり確認したうえで、引渡の状態を整えることが重要です。

引渡でやるべきことについては、以下の記事で詳しく解説しています。

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ゴミは残さないこと

引き渡し時に、ゴミは残さないようにしましょう。

ゴミは売却対象物ではありませんので、室内にゴミを残されると買主が憤慨し、トラブルになることが多いです。

買主は何千万円も支払っていますので、ゴミは一切残さない状態で綺麗な状態で一戸建てを引き渡すようにしましょう。

2.確定申告が必要なのか判断するコツ

一戸建ての売却では、確定申告が必要なケースと不要なケースがあります。

確定申告が必要なケース

  • 譲渡所得が発生している場合
  • 税金の特例を利用する場合

確定申告が不要なケース

  • 譲渡所得が発生せず、かつ、特例も利用しない場合

確定申告は、売却した翌年の2/16~3/15までの間に行います。

税金については、複雑なルールがありますので、売却後にしっかり勉強したうえで確定申告に対処するようにしてください。

確定申告で必要な内容については、以下の記事で詳しく解説しています。

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4.一戸建て売却でよくある質問

一戸建て売却でよくある質問について見ていきましょう。

Q1.更地にしてから売った方が良いですか?

古い一戸建てでも、まだ使える建物であれば取り壊さなくても売却可能です。

実際に築50年超の物件でも取り壊さずに売却できている建物は多くあります。

取り壊すべきかどうかの判断は難しいので、一度、複数の不動産会社に査定を依頼し、不動産会社の意見を聞いてから決めることをおススメします。

家を取り壊して土地売却するコツと解体費用の税務上の扱い
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古い家を売却する際、建物を取り壊して更地で売却することがあります。 解体費用がどれくらいかかるのか分からず、売却に踏み込 …

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Q2.インスペクションは行った方が良いですか?

インスペクションとは、専門家による建物の状況調査のこと

インスペクションに合格すれば、買主に対して一定の安心感を与えることができます。

一戸建ての売却では、基本的にインスペクションを行うことをおススメします。

ただし、以下のような物件ではインスペクションを行う必要はありません。

  • 取り壊し前提の建物
  • 築5年以下のかなり新しい建物

家の売却でインスペクションを行うときに注意したい5つのポイント
家の売却でインスペクションを行うときに注意したい5つのポイント

2018年4月より家の売却では不動産会社からインスペクションのあっせんを受けるようになりました。 インスペクションという …

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Q3.リフォームはするべきでしょうか?

売却のためにリフォームを行う必要はありません。

理由としては、かかったリフォーム費用を売却価格に上乗せできないことが多いためです。

一方で、過去にリフォームをしていた場合には、価格が上がる要因になりますので、不動産会社にしっかりアピールすることをおススメします。

まとめ

今回の記事では、一戸建て売却のコツについて見てきました。

売却準備では、一括査定サイトを使って高く売却してくれる不動産会社を見つけることがコツになります。

売却中のコツとしては、写真を多く提供し、広告の訴求力を上げていくことが最も大切です。

決済・引渡では、エアコン等が売却対象に含まれるかどうかを再確認することが注意点となります。

一戸建て売却のコツが把握できたら、早速に一括査定サイトを使って査定を依頼することから始めましょう。

実績や信頼性、提携不動産会社の質など、総合的に判断すると筆者は下記の3つをオススメします。

一括査定サイトのオススメ3選

  1. 超大手の不動産会社6社に唯一依頼ができる「

    すまいValue

  2. NTTグループで安心、一番歴史があり実績抜群の「

    HOME4U

  3. 地域密着の不動産会社にも数多く依頼ができる「

    イエウール

  4. ※番外:一括査定と合わせて使うことで効果を発揮する「

    SRE不動産(※旧ソニー不動産)

実績や信頼性はもちろんですが、上記3サイトは、机上査定での査定依頼が出来る点も大きなポイントになります。

机上査定とは、依頼時に入力した物件の基本情報を基に算出する査定方法で、不動産会社の担当者に物件を見てもらう必要もなく、家に居ながら気軽に査定額を知ることが可能です。

依頼時にメールで査定額を提示して欲しい旨を備考欄で伝えておけば、査定結果や担当者とのやり取りはメールで進むので、営業電話にも悩まずにやり取りすることも可能です。

オススメサイトの併用が鉄則

一括査定サイトごとに提携会社の性質は異なる為、売却を成功するためには、複数の一括査定サイトの併用がオススメです。

サイト選びのポイントとしては、売却物件のエリアに応じて、下記のような使い分けがいいでしょう。

所在地別地域毎のおすすめ

対象物件種別

おすすめポイント

物件所在地に応じたおすすめの使い方

不動産一括査定は、各社の特徴を活かして、複数社への査定依頼がおすすめです。

都心(東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・京都・奈良)の場合

一括査定サイトの他にも、売主専門の不動産仲介会社SRE不動産への相談がおすすめ

県庁所在地など比較的人口が多い都市の場合

すまいValueで大手へ、HOME4Uで地元密着から大手へ査定依頼することで漏れなくチェック

田舎など人口が少ない都市の場合

地方の提携企業も多いHOME4Uとイエウールの併用使いがおすすめ

査定対象の物件種別を比較

  • ◎特化してる
  • ○対応している
  • △要相談
  • ×対応していない
サイト名 戸建 マンション 土地 投資物件 農地
○ ○ ○ △ △
○ ○ ○ △ △
○ ○ ○ △ ○
○ ○ ○ ○ ×
○ ○ ○ × ×
× ◎ × × ×
○ ○ ○ △ ○
○ ○ ○ △ △
サイト名 戸建 マンション 土地 投資物件 農地

提携会社数・特徴

サイト名 提携会社数 特徴 公式サイト
大手不動産6社
※小田急不動産、住友不動産販売、野村の仲介、三菱地所ハウスネット、東急リバブル、三井のリハウス
・大手不動産6社にまとめて査定依頼できる
※この6社に依頼できるのはすまいValueのみ
公式サイト
1,300社以上 ・NTTグループで安心、実績も抜群
・フリーダイヤルの相談窓口あり
・大手、中堅、地域密着の会社にバランスよく依頼できる
公式サイト
1,600社以上 ・地方や田舎に強い 公式サイト
1,800社以上 ・匿名査定対応
・地方含めて対応エリアが広い
公式サイト
2,000店舗以上 ・不動産メディア認知度No.1
・最大10社から一括査定可能
・不動産会社の特徴で選べる
公式サイト
2,500店舗以上 ・マンションに特化
・賃貸も同時査定可能
公式サイト
1,700社以上 ・サポート体制が充実
・様々な物件種別に対応
公式サイト
約700社以上 ・収益物件に特化
・最大10社から一括査定可能
公式サイト

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Source: 不動産売却の教科書

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一戸建て売却の査定価格の決まり方や査定の流れを徹底解説!

一戸建て売却のファーストステップは、不動産会社への査定依頼です。

売却するかどうかを決められていない方も含めて、自分の家がいくらで売れそうなのかを知ることは次に進む為の第一歩。

そこで、査定価格がどのように決まっているのか、どうすれば、高く評価してもらうことができるのか、気になる方は多いと思います。

こんな悩みをスッキリ解消!

  • 一戸建ての査定って何を見られているの?
  • 査定の依頼の仕方や流れを知りたい!
  • 高く査定してもらう為に出来ることはある?

そこで、今回の記事では、一戸建ての査定価格の決まり方や査定時のポイントについて解説します。

スムーズな一戸建て売却に役立てて頂けると幸いです。

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1. 一戸建て売却の査定価格は土地と建物の合計

まず、一戸建ての査定価格の決まり方について見ていきます。

一戸建ての場合、「土地の価格」「建物の価格」の合計額が全体の査定価格となります。

「土地の価格」と「建物の価格」に分けてポイントを解説していきます。

土地の査定価格は周辺の土地相場がベース

イメージしやすいかと思いますが、土地の査定価格に関しては、周辺の土地相場がベースとなります。

景気の状況や周辺環境の変化によって土地の相場は変動する為、数年前の査定結果を知っている方でも再度取り直しが必要になります。

土地の査定価格は、周辺の土地相場から大きくずれることはありませんが、他にも幾つか価格に影響する要因があります。

プラスの要因

  • 駅やスーパーに近い
  • 角地立地
  • 南向き立地
  • 接道の歩道が整備
  • 道路から0.5~1m程高い
  • 閑静な住宅街にある

マイナスの要因

  • 駅やスーパーから遠い
  • 接道の道幅が狭い
  • 水道、ガス、下水道等が引けない
  • 北向き立地
  • 不整形である
  • 道路より土地が低い
  • 地中障害物や埋蔵文化財、土壌汚染等がある
  • 墓地、高圧線、汚水処理場が近くにある

土地の査定価格が決まるポイントについて下記の記事では更に詳しく解説しております。

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一旦、新築の場合の価格を割り出した後、経過年数に応じて建物価格を下げていくイメージです。

残念ながら、木造一戸建ての場合、築25年で価格がゼロと査定されることが多く、かなりシビアな評価となっています。

一戸建ての査定価格推移に関しては、下記の記事でも詳しく解説しております。

【築年数別】中古一戸建ての売却価格相場と売却のコツ
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建物の査定価格も土地の価格算出同様、他にも様々な要素が価格に影響を与えます。幾つか価格に影響する大きなポイントを紹介します。

プラスの要因

  • リフォーム済
  • 仕上材のグレードが高い
  • 設備が高スペック

マイナスの要因

  • 施工の質が悪い
  • 旧耐震である
  • アスベスト等の有害物質を使っている

2.一戸建て売却の査定の流れ

一戸建ての査定価格の決まり方について見てきましたが、ここでは、一戸建て売却の査定までの流れについて解説していきます。

査定までの流れ

  1. 相場を調べる
  2. 一括査定サイトで査定を依頼する
  3. 机上査定を受ける
  4. アピールポイントや告知情報を整理する
  5. 訪問査定を受ける

上記ステップのなかで、重要なポイントについて解説していきます。

まずは自分自身でおおよその相場をチェック

まず、不動産会社に査定依頼をする前に、下準備として自分で相場を調べることが出来ます。

もちろん正確な査定価格は不動産会社に査定を依頼しなければ分かりませんが、資金計画の参考として、まずは自分で調べることをオススメします。

売却相場を自分で調べる5つの方法

  1. 不動産ポータルサイト「SUUMO」「HOME’S
  2. 国土交通省の「不動産取引価格情報検索
  3. 不動産流通機構の「REINS
  4. 一般財団法人 資産評価システム研究センターの「全国地価マップ
  5. 固定資産税通知書を参照する

5つの方法、それぞれの使い方や詳細については別記事「一戸建て売却は苦戦しやすい?高額査定してもらう6つのコツ」のなかで解説しておりますので、ご確認ください。

査定依頼は一括査定サイトで複数社にまとめて依頼

まず、自分の不動産がいくらで売れるのかを把握する為には、不動産会社に査定してもらう必要があります。

しかし、あくまで査定額は不動産会社がいくらで売れそうなのか判断した価格です。

不動産会社ごとに、実績や算出方法が異なるので、不動産会社によって査定額がバラバラになってしまうことが一般的です。

その為、不動産査定は複数の不動産会社に依頼して、比較検討することがとても大切です。

査定額が高すぎる不動産会社は危険

査定額が高すぎる不動産会社は危険

ただ、複数の不動産会社を自分で調べて、1社ずつ何度も査定依頼を進めるのは大変です。

そんな時に不動産一括査定サイトの活用を強くオススメします。

不動産一括査定とは、売却を検討している不動産の情報を入力するだけで、複数の不動産会社から不動産の売却価格の査定を出してもらうことができるサービスのこと

便利な不動産一括査定サイトですが、筆者が知っているだけでも30はあります。

多くのサイトが乱立し、どのサイトを使えば良いか素人には分かりづらくなってしまっています。

実績や信頼性、提携不動産会社の質など、総合的に判断すると筆者は下記の3つをオススメします。

一括査定サイトのオススメ3選

  1. 超大手の不動産会社6社に唯一依頼ができる「

    すまいValue

  2. NTTグループで安心、一番歴史があり実績抜群の「

    HOME4U

  3. 地域密着の不動産会社にも数多く依頼ができる「

    イエウール

  4. ※番外:一括査定と合わせて使うことで効果を発揮する「

    SRE不動産(※旧ソニー不動産)

実績や信頼性はもちろんですが、上記3サイトは、机上査定での査定依頼が出来る点も大きなポイントになります。

机上査定とは、依頼時に入力した物件の基本情報を基に算出する査定方法で、不動産会社の担当者に物件を見てもらう必要もなく、家に居ながら気軽に査定額を知ることが可能です。

依頼時にメールで査定額を提示して欲しい旨を備考欄で伝えておけば、査定結果や担当者とのやり取りはメールで進むので、営業電話にも悩まずにやり取りすることも可能です。

オススメサイトの併用が鉄則

一括査定サイトごとに提携会社の性質は異なる為、売却を成功するためには、複数の一括査定サイトの併用がオススメです。

サイト選びのポイントとしては、売却物件のエリアに応じて、下記のような使い分けがいいでしょう。

所在地別地域毎のおすすめ

対象物件種別

おすすめポイント

物件所在地に応じたおすすめの使い方

不動産一括査定は、各社の特徴を活かして、複数社への査定依頼がおすすめです。

都心(東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・京都・奈良)の場合

一括査定サイトの他にも、売主専門の不動産仲介会社SRE不動産への相談がおすすめ

県庁所在地など比較的人口が多い都市の場合

すまいValueで大手へ、HOME4Uで地元密着から大手へ査定依頼することで漏れなくチェック

田舎など人口が少ない都市の場合

地方の提携企業も多いHOME4Uとイエウールの併用使いがおすすめ

査定対象の物件種別を比較

  • ◎特化してる
  • ○対応している
  • △要相談
  • ×対応していない
サイト名 戸建 マンション 土地 投資物件 農地
○ ○ ○ △ △
○ ○ ○ △ △
○ ○ ○ △ ○
○ ○ ○ ○ ×
○ ○ ○ × ×
× ◎ × × ×
○ ○ ○ △ ○
○ ○ ○ △ △
サイト名 戸建 マンション 土地 投資物件 農地

提携会社数・特徴

サイト名 提携会社数 特徴 公式サイト
大手不動産6社
※小田急不動産、住友不動産販売、野村の仲介、三菱地所ハウスネット、東急リバブル、三井のリハウス
・大手不動産6社にまとめて査定依頼できる
※この6社に依頼できるのはすまいValueのみ
公式サイト
1,300社以上 ・NTTグループで安心、実績も抜群
・フリーダイヤルの相談窓口あり
・大手、中堅、地域密着の会社にバランスよく依頼できる
公式サイト
1,600社以上 ・地方や田舎に強い 公式サイト
1,800社以上 ・匿名査定対応
・地方含めて対応エリアが広い
公式サイト
2,000店舗以上 ・不動産メディア認知度No.1
・最大10社から一括査定可能
・不動産会社の特徴で選べる
公式サイト
2,500店舗以上 ・マンションに特化
・賃貸も同時査定可能
公式サイト
1,700社以上 ・サポート体制が充実
・様々な物件種別に対応
公式サイト
約700社以上 ・収益物件に特化
・最大10社から一括査定可能
公式サイト

机上査定、訪問査定と段階を踏んで不動産会社を選抜

オススメの一括査定サイトは全て机上査定が可能と解説しましたが、筆者は、机上査定と訪問査定を使い分けることをオススメしています。

最初の査定依頼で、複数の不動産会社に訪問査定を依頼するのはスケジュール調整面でとても大変です。

机上査定である程度、不動産会社を絞り込んで、厳選した会社に対して、手間と時間が必要となる訪問査定を依頼していくことで、効率的な会社選びが可能になります。

机上査定・訪問査定の使い分け方

  1. 5社以上を目安に机上査定依頼
  2. 机上査定の結果を比較検討し2~3社に厳選
  3. 厳選した会社に対して訪問査定を依頼
  4. 訪問査定の結果を比較検討し最終的に依頼する不動産会社を決める
  5. 契約を決めた不動産会社と一緒に売却活動を開始

不動産会社選びの流れや、良い会社の判断基準などについては、下記の記事で詳しく解説しております。

一戸建て売却の成功のカギは会社選びにあり!
一戸建て売却に適した不動産会社は?オススメの会社や会社選びのコツ

一般的に、不動産売却の全体スケジュールは順調に進んで4.5ヶ月程度になります。 数ヶ月にも及ぶ長期間の売却活動の最初から …

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3.査定額を上げる為に訪問査定時に対応したいひと手間

査定で見られるポイント、査定の進め方について見てきましたが、最後に、訪問査定時にひと手間工夫をすることで、査定額が上がる可能性のあるポイントを紹介していきます。

一戸建ての査定評価を上げる改善箇所

  • 外装:植木の選定、外壁を綺麗にする(※高圧洗浄機のレンタルがおススメ)
  • 内装:要らない物を捨てる、掃除してホコリや汚れを落とす
  • 設備:更新予定の設備があれば、先に実施する
  • 日当たり:天気予報を確認して、晴れやすい日に査定してもらう
  • 治安:日中に訪問査定してもらい、安心できる印象を持たせる

上記で紹介した改善箇所は、お金をかけずにできますので、訪問査定前にチャレンジしてみましょう。

その他、一戸建てのスムーズな売却活動を実現する為のコツは下記の記事でも紹介しております。

一戸建て売却は苦戦しやすい?トラブルなく高額査定してもらう4つのコツ
一戸建て売却は苦戦しやすい?高額査定してもらう6つのコツ

一戸建てをスムーズに売却するコツを先に見たい人はコチラ 一戸建て(一軒家)を売却するには、正しい手順があります。 でも、 …

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まとめ

一戸建て売却の査定にフォーカスして解説してきました。

査定価格はあくまで、不動産会社が3カ月程度で売却できるだろうと予想する価格です。

不動産会社によって大きく査定価格は異なる為、しっかり、複数社を比較検討しながら、良い不動産会社を見つけて上手に売却を進めていきましょう。

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【築年数別】中古一戸建ての売却価格相場と売却の注意点・コツ

不動産は、古くなるにつれて価値が下がるのが一般的です。

特に一戸建ては、マンションに比べると価値が下がりやすく、築後10年経過すると、新築時の5割ほどまで落ちてしまいます

築25年を超えると建物の価値がゼロになってしまい、場合によっては取り壊し費用も必要になってきます。

こんな悩みをスッキリ解消!

  • 築年数による査定額への影響をどのくらい?
  • 相続した親の古家を売りたいんだけど、注意点はある?

そこでこの記事では、一戸建て売却における築年数別のポイントにフォーカスしてお伝えいたします。

ご自身の一戸建ての築年数に当てはめながら、一戸建て売却の参考にご活用ください。

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一戸建て売却の査定価格の決まり方や査定の流れを徹底解説!

1.中古一戸建ての売却は中古マンションに比べて難しい

中古市場において、一戸建てはマンションに比べて苦戦しやすい事実があります。

それは主に下記4つの理由です。

  1. 中古マンションの流通は多いが、一戸建ては「新築信仰」が根強く、中古の需要が少ない。
  2. 一戸建ては、建物の構造、耐震性、シロアリ、雨漏りなどの購入者側の不安要素がマンションに比べて強くなる。
  3. 一戸建ては、土地の境界問題、隣人との関係など、購入者が気にするチェックポイントがたくさんある。
  4. マンションは自己利用の人だけでなく、不動産投資家も購入するので、需要が多い。

築25年以上で建物価値はゼロになる?

中古一戸建てのネガティブな要素を解説しましたが、実際に一戸建てはマンションに比べると建物の価値が急激に落ちます。

下記は国土交通省発表が発表した「中古住宅流通、リフォーム市場の現状」にある中古戸建住宅の価格査定の例を持ってきました。

中古戸建住宅の価格査定の例

中古戸建住宅の価格査定の例

※出典:国土交通省「中古住宅流通、リフォーム市場の現状」より

上記グラフの「築後20年でのゼロ評価」に対しては疑問視する意見も多く、最近では「築後25年でのゼロ評価」という風潮になってきています。

そもそも、木造の一戸建ての場合、法定耐用年数自体が22年と定められています。法定耐用年数とは、一言でいうと「その建物の使用可能な期間」と言えます。

「使用可能な期間」が22年と定められているわけですから、25年で建物の価値がなくなってしまうという話も分かるかと思います。

2.築年数別に見る中古一戸建て売却のコツ

この章では、築年数別の一戸建て売却事情や、売却時のポイントを見ていきます。

高値で売りやすい築10年までの中古一戸建て

築後10年経過すると、一戸建て住宅の建物の価値は、新築時の5割ほどまで落ち込みます。

築10年未満の早めの売却であれば、市場的にも需要が高く、比較的高値で売りやすいです。

築5年以内の場合、周辺の新築物件の供給状況をしっかりチェックしながら、価格設定をすることは大切です。

新築同様の築浅でも、中古は中古です。都心部の高級住宅を除き、新築時よりも価格は確実に落ちてしまいます。

周辺で販売中の新築物件が多い状況だと、値段設定によっては、供給過多で苦戦することも考えられます。

築6年目以降、住宅の売却益に課税される譲渡税の税率が下がり、資産価値も比較的残っていることから売却を検討しやすい時期と言えます。

逆に、築10年程度の一戸建ては供給量が多く、競争が激しくなることも予想されます。

スムーズな売却を成功させるために、不動産会社とコミュニケーションを欠かさないようにすることが重要です。

需要はまだまだある築15年前後の中古一戸建て

築後15年を経過したあたりで、一戸建ての建物の価値は新築時の2割程度にまで下がります。

売却価格は低くなりますが、築15年前後の中古一戸建ては市場の流通量も多く、需要はまだまだ期待できます。

また、一戸建ての建物の資産価値は急激なスピードで低下しますが、築年数15年を過ぎると少し緩やかになります。

その為、焦って低い価格で売却するよりは、戦略を練ってじっくり売却することをオススメします。

建物の資産価値がなくなる築20年前後の中古一戸建て

「築後25年でのゼロ評価」と前述したとおり、築後20年を経過すると、資産価値がほとんどなくなってしまうケースが多いです。

実際、銀行の担保評価は、築20年を過ぎると一律に建物担保価値をゼロとする銀行が多いです。

また、築20年超の木造住宅は買主が住宅ローン控除を利用できないことも大きな課題点です。

住宅ローン控除とは返済期間が10年以上のローンを組んで住宅を購入した際、自分が住むことになった年から一定の期間に渡り、所定の額が所得税から控除される税金特例

住宅ローン控除を利用できないと、買主のメリットがなくなるため、売却しにくくなります。

築20年超の木造住宅で、住宅ローン控除を使えるようにするには「瑕疵担保保険」に加入しなければなりません。

瑕疵とは、売買契約の目的物が通常有すべき品質・性能を欠くこと
瑕疵担保保険とは、住宅の特定部分の隠れた瑕疵が見つかった場合に生じる補修費用などの経済的な負担を保険金でカバーすることができる保険

瑕疵担保保険を付保するには、

  • インスペクションに合格していること
  • 新耐震基準を満たしていること

の2つの要件が必要。

インスペクションとは、主に柱や基礎、壁、屋根などの構造耐力上主要な部分や、外壁や開口部などの雨水の浸入を防止する部分について、専門家による目視や計測等の調査のこと

1981年6月1日以降に建てられた新耐震の建物であれば、インスペクションに合格して瑕疵担保保険を付保。

すると、買主は住宅ローン控除を利用できるため売却しやすくなります。

インスペクションと瑕疵担保保険の費用は合計で10万円程度あれば足ります。

建物の資産価値もなくなるうえに売却準備における出費も増え、気が重くなりますが、実際のところ、築20年前後であれば、まだ需要はあります。

新築・築浅には金額的に手が届かないという方や、リフォームをして理想の家を作りたいという思いで買う方も多いです。

売却前のインスペクションやリフォームなど、選択肢が多い築20年以降の一戸建てですが、自分自身で選択肢を決めず、信頼できる不動産会社を見つけて、売却戦略を相談していくことが大切です。

売却前の解体も選択肢に入る築30年以上の中古一戸建て

築後30年を超えてくると、「古家付きの土地」として、土地のみの価格で取引されるケースが多いです。

そうなってくると、売却前に家を取り壊して、土地として売ることも検討が必要になってきます。

一方で、建築技術は進化しており、今どきの建物であれば、築30年前後の建物であれば、よほどの損傷が進んでいない限り住むことが出来ます。

ただし、雨漏りを防止する部分や構造など、建物の基本性能に問題があるような状態であれば、解体も必要となってきます。

築後40年を超えてくると、さすがに解体前提のケースが増えてくるでしょう。

取り壊すべきかどうかは、判断に迷うところですので、手っ取り早いのが複数のプロの意見を聞いてから判断することをオススメします。

一社だけの不動産会社の意見だと偏る可能性が十分にありますので、できるだけ広く意見を聞くようにしてください。

築30年以上の家の売却に関しては、以下の記事で詳しく記載しています。

築30年以上の家は売れる?どのようにしたらスムーズに売却できる?
築30年以上の家は売れる?どのようにしたらスムーズに売却できる?

築30年以上建った家は、売却しにくい傾向があるのは否めません。 築25年を超えると建物の価値がゼロになってしまい、場合に …

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複数の不動産会社から意見を聞くには、次章で解説する不動産の一括査定サイトを活用するのが一番良いです。

2.一戸建て売却なら不動産一括査定サイトの活用が鉄則

一戸建て売却の築年数別の注意点を解説してきましたが、とにもかくにも、家の売却で最初に行うことは、不動産会社への査定依頼です。

不動産会社に査定してもらった金額を基にいくらで売り出していくのかを決めていきます。

しかし、あくまで査定額は不動産会社がいくらで売れそうなのか判断した価格です。

不動産会社ごとに、実績や算出方法が異なるので、不動産会社によって査定額がバラバラになってしまうことが一般的です。

その為、不動産査定は複数の不動産会社に依頼して、比較検討することがとても大切です。

査定額が高すぎる不動産会社は危険

査定額が高すぎる不動産会社は危険

ただ、複数の不動産会社を自分で調べて、1社ずつ何度も査定依頼を進めるのは大変です。

そんな時に不動産一括査定サイトの活用を強くオススメします。

不動産一括査定とは、売却を検討している不動産の情報を入力するだけで、複数の不動産会社から不動産の売却価格の査定を出してもらうことができるサービスのこと

便利な不動産一括査定サイトですが、筆者が知っているだけでも30はあります。

多くのサイトが乱立し、どのサイトを使えば良いか素人には分かりづらくなってしまっています。

実績や信頼性、提携不動産会社の質など、総合的に判断すると筆者は下記の3つをオススメします。

一括査定サイトのオススメ3選

  1. 超大手の不動産会社6社に唯一依頼ができる「

    すまいValue

  2. NTTグループで安心、一番歴史があり実績抜群の「

    HOME4U

  3. 地域密着の不動産会社にも数多く依頼ができる「

    イエウール

  4. ※番外:一括査定と合わせて使うことで効果を発揮する「

    SRE不動産(※旧ソニー不動産)

実績や信頼性はもちろんですが、上記3サイトは、机上査定での査定依頼が出来る点も大きなポイントになります。

机上査定とは、依頼時に入力した物件の基本情報を基に算出する査定方法で、不動産会社の担当者に物件を見てもらう必要もなく、家に居ながら気軽に査定額を知ることが可能です。

依頼時にメールで査定額を提示して欲しい旨を備考欄で伝えておけば、査定結果や担当者とのやり取りはメールで進むので、営業電話にも悩まずにやり取りすることも可能です。

古家の場合は、解体やリフォームをするべきかどうかなど、複数の不動産会社に意見を聞きながら比較検討していくことが出来ます。

オススメサイトの併用が鉄則

一括査定サイトごとに提携会社の性質は異なる為、売却を成功するためには、複数の一括査定サイトの併用がオススメです。

サイト選びのポイントとしては、売却物件のエリアに応じて、下記のような使い分けがいいでしょう。

所在地別地域毎のおすすめ

対象物件種別

おすすめポイント

物件所在地に応じたおすすめの使い方

不動産一括査定は、各社の特徴を活かして、複数社への査定依頼がおすすめです。

都心(東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・京都・奈良)の場合

一括査定サイトの他にも、売主専門の不動産仲介会社SRE不動産への相談がおすすめ

県庁所在地など比較的人口が多い都市の場合

すまいValueで大手へ、HOME4Uで地元密着から大手へ査定依頼することで漏れなくチェック

田舎など人口が少ない都市の場合

地方の提携企業も多いHOME4Uとイエウールの併用使いがおすすめ

査定対象の物件種別を比較

  • ◎特化してる
  • ○対応している
  • △要相談
  • ×対応していない
サイト名 戸建 マンション 土地 投資物件 農地
○ ○ ○ △ △
○ ○ ○ △ △
○ ○ ○ △ ○
○ ○ ○ ○ ×
○ ○ ○ × ×
× ◎ × × ×
○ ○ ○ △ ○
○ ○ ○ △ △
サイト名 戸建 マンション 土地 投資物件 農地

提携会社数・特徴

サイト名 提携会社数 特徴 公式サイト
大手不動産6社
※小田急不動産、住友不動産販売、野村の仲介、三菱地所ハウスネット、東急リバブル、三井のリハウス
・大手不動産6社にまとめて査定依頼できる
※この6社に依頼できるのはすまいValueのみ
公式サイト
1,300社以上 ・NTTグループで安心、実績も抜群
・フリーダイヤルの相談窓口あり
・大手、中堅、地域密着の会社にバランスよく依頼できる
公式サイト
1,600社以上 ・地方や田舎に強い 公式サイト
1,800社以上 ・匿名査定対応
・地方含めて対応エリアが広い
公式サイト
2,000店舗以上 ・不動産メディア認知度No.1
・最大10社から一括査定可能
・不動産会社の特徴で選べる
公式サイト
2,500店舗以上 ・マンションに特化
・賃貸も同時査定可能
公式サイト
1,700社以上 ・サポート体制が充実
・様々な物件種別に対応
公式サイト
約700社以上 ・収益物件に特化
・最大10社から一括査定可能
公式サイト

3.苦戦が続くようなら販売戦略の見直しも必要

一般的に、不動産売却の全体スケジュールは順調に進んで4.5ヶ月程度です。

古い家になると売却しにくい傾向があるのは否めませんが、売却活動を開始してから6カ月、ましてや1年経っても一戸建てが売れないという人は、何かしら売れない理由があるはずです。

家が売れない状況を整理すると、内覧の申し込みが少ない内覧後の購入申し込みが少ないの2つに分けることができます。

【内覧の申し込みが少ない理由】

  1. 売る家に需要がない
  2. 売り出し価格が高過ぎる
  3. 囲い込みをされている
  4. 不動産会社選びを失敗している
  5. 販売活動が適切にできていない

【内覧後の購入申し込みが少ない理由】

  1. 内覧対策が不十分

一戸建て売却に苦戦しているようであれば、上記のいずれかに該当していないか、チェックしながら対策を打っていく必要があります。

家が売れない際の対策に関しては、以下の記事で詳しく記載しています。

家がぜんぜん売れない!よくある6つの理由と何として売るための対策
引っ越したいのに家が売れない!よくある6つの理由と対策方法

いざ家を売ろうと思って準備し始めて、1年以上経過しても家が売れないことが原因でストレスが溜まってしまう売主が増えています …

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買取業者に売るのも手

もし、建物に全く価値がなく、かつ、取壊し費用を捻出できない場合には、買取業者へ売却するという手もあります。

買取業者への売却は、市場価格よりも安くなりますが、短期間で売却できますので、古い家を手放したい人にはオススメです。

買取では契約不適合責任が免除になることも大きなメリットです。

買取に関しては、以下の記事で詳しく記載しています。

仲介買取専門家が教える!不動産の「買取」と「仲介」判断基準
不動産買取のメリット・デメリットは?仲介との違いや手順を徹底解説!

「不動産の買取ってどういう仕組み?」 「不動産買取と仲介ってどっちがいいの?」 「買取のデメリットは何があるの?」 不動 …

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どうしても売れなければ「空き家バンク」を使う

色々対策をしたけど、それでも売れない場合は空き家バンクの活用も一つ。

空き家バンクとは居住者のいない空き家を活用し、地域振興などにつなげるために市町村等の自治体が空き家を紹介する制度

空き家バンクは全ての自治体であるわけではありません。

空き家バンクは、簡単に言うとSUUMOやアットホーム等のような不動産ポータルサイトの自治体版。

SUUMOやアットホーム等のような不動産ポータルサイトは「すぐ貸せる・すぐ売れる」という物件しか載せることができません。

ただし、空き家バンクは片付けができていない物件や、親が健在で「将来、売却したい」という未来の物件も載せることができるのが特徴。

空き家バンクには掘り出し物の物件もある可能性があるため、熱心に物件を探している購入者も存在します。

売却のチャンスを広げることができるので、自治体に空き家バンクがある場合には、ぜひ活用するようにしてください。

空き家バンクは、アットホームのページから探すことができます。

4.まとめ

築年数別に資産価値の推移や、売却のコツを解説してきました。

築後10年で資産価値は新築時の半分、築25年を超えると建物の価値がゼロ、とショックを受けるような数字も紹介しましたが、全ての物件に一律で言えることではありません。

立地や建物の状態によって大きく変動するので、まずは、複数の不動産会社に相談してみましょう。

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家売却

一戸建て売却に適した不動産会社は?オススメの会社や会社選びのコツ

一般的に、不動産売却の全体スケジュールは順調に進んで4.5ヶ月程度になります。

数ヶ月にも及ぶ長期間の売却活動の最初から最後までを全面的にサポートしてくれるのは、あなたが選んだ不動産会社です。

不動産会社の力量により、販売価格や販売スピードが左右されると言っても過言ではなく、不動産会社選びはとても大切です。

こんな悩みをスッキリ解消!

  • 一戸建て売却でオススメの不動産会社は?
  • 良い不動産会社を選ぶ判断基準を知りたい!
  • どうやって、不動産会社探したらいいの?

そこで、今回の記事では、一戸建て売却でオススメの不動産会社や、不動産売却の会社選びのポイントについて、ご紹介いたします。

あなたに合う不動産会社選びにぜひお役立てください。

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1.評判・実績から見るオススメの不動産会社

まずは、「顧客満足度」と「実績」の2つの角度から一戸建て売却でオススメ出来る不動産会社をランキング形式でご紹介します。

顧客満足度ランキング

この章では、オリコンの「不動産仲介 売却のランキング・比較 2020年度版」に基づき、一戸建て売却に関する顧客満足度ランキングを紹介します。

順位 不動産会社 ※()内はブランド名 評点
1位 野村不動産グループ(野村の仲介+) 76.70点
2位 三井住友トラスト不動産 76.46点
3位 近鉄不動産(近鉄の仲介) 75.50点
4位 東急リバブル 74.95点
5位 三井不動産リアルティグループ(三井のリハウス) 74.84点

※出典:おすすめの不動産仲介 売却 戸建てランキング2020年 オリコン顧客満足度調査:2020年9月1日更新より

オリコン調査による顧客満足度ではTOPは、「野村の仲介+」という結果になりました。

「野村の仲介+」は野村不動産グループの野村不動産アーバンネット株式会社が展開する仲介サービスを展開するブランドです。

業界大手の中では、比較的、店舗数が少ないのですが、サービスの質や評価が高く、その実力も十分です。

野村不動産は、「プラウド」のブランド名でマンション、一戸建て分譲を展開しています。※一戸建ては「プラウドシーズン」

「野村の仲介+」では、戸建て向けに下記の売却サポートをサービスを展開しています。

「野村の仲介+」の売却サポート

  • あんしん設備補修
  • ホームステージング
  • ホームクリーンアップ
  • ハウスクリーニング
  • 荷物一時預かり

サービス内容は大手の不動産会社の中でもかなり良質なものとなっています。

「野村の仲介+」の営業店が近くにある人であれば、ぜひ利用してみてください。

野村の仲介+ (PLUS)ってぶっちゃけどうなの?評判や強み・オススメの人を紹介
野村の仲介+ (PLUS)ってどうなの?評判や口コミ・強みやオススメの人を紹介

総合不動産会社である野村不動産グループは、不動産仲介も得意としています。 野村不動産グループはマンションブランドのプラウ …

続きを見る

その他、顧客満足度上位の不動産会社の紹介記事は下記からご確認いただけます。

顧客満足度2位~5位

仲介件数および取扱高ランキング

公益社団法人不動産流通推進センター(2020年9月発表)によると、2020年3月時点での仲介各社の売上ランキングは以下の通りです。

ランキングは仲介件数を基に順位を表示しています。

あくまで不動産全体でのランキングなので、戸建てに限定はされたものではありませんが、全体の規模感を把握して頂けるデータとなっています。

順位 不動産会社 仲介件数(件)

取扱高(百万円)

1位 三井不動産リアルティグループ 42,818 1,783,232
2位 住友不動産販売 37,715 1,287,508
3位 東急リバブル 26,437 1,315,942
4位 野村不動産グループ 9,515 872,337
5位 三井住友トラスト不動産 7,684 472,426

※出典:2020不動産業統計集(9月期改訂)より

実績データで見ると、1位の「三井不動産リアルティグループ」が抜きに出ています。

三井不動産リアルティとは、三井不動産グループの不動産仲介会社。

「三井のリハウス」の名前で行っている個人向け不動産仲介を事業の中心として行っています。

三井のリハウスは比較的真面目な会社です。トップ企業であるため、品格があり、ガツガツあおるようなことはしません。

営業マンもしっかり知識があり、難しい案件でも安心して依頼することができます。

「煽られるのは嫌だ」「信頼できる不動産会社に依頼したい」という人であれば「三井のリハウス」はオススメです。

査定を依頼すると、三井のリハウスはそれほど高い査定額で提示してこないのが特徴です。

基本的に真面目な会社なので、売れない価格で査定して仲介の契約だけ取ろうという動きはしません。

三井のリハウスの評判・口コミは?デメリットや弱みはないの?
三井のリハウスの評判・口コミ・強みは?デメリットや弱みはないの?

「三井不動産」の名前を知らない人は、ほとんどいないと思います。 「三井のリハウス」でおなじみの不動産仲介や、「三井のリパ …

続きを見る

その他、仲介件数上位の不動産会社の紹介記事は下記からご確認いただけます。

仲介件数2位~5位

 

大手仲介会社は両手仲介比率が高く、注意が必要

前述のランキングに関しては、全国規模でのデータになりますので、大手仲介会社がピックアップされる傾向になっています。

大手仲介会社は規模や資金力を生かした様々なサービスを展開していますが、注意も必要です。

それは、両手仲介が多いということです。

両手仲介とは、1社の不動産会社が売主と買主の両方の仲介を行うこと

両手仲介の問題は売主の「囲い込み」にあります。

囲い込みとは、売主側の不動産会社が売主を囲い込むこと

囲い込みのイメージ図

囲い込みのイメージ図

両手仲介そのものは、それほど大きな問題ではありません。

しかしながら、最初から両手仲介ありきで、売主が囲い込みにあえば、問題はあるといえます。

具体的には、売主の売物件情報を隠し、他の不動産会社からの購入申込を一切断るような行為が囲い込みです。

仲介業者に両手仲介狙いで囲い込まれてしまうと、売り手側は不動産を高く・早く売れるチャンスを逃してしまうのです。

両手仲介への対策として、大手から中小まで幅広く複数社に査定依頼をすることをオススメしています。

その為には、一括で複数社に依頼できる不動産一括査定サイトの活用がとても便利です。

詳細については、「4.一戸建て売却は不動産一括査定サイトの活用が鉄則」で解説しています。

両手仲介とは?売主が損をしてしまう理由と対処法を紹介
両手仲介とは?片手仲介との違いや不動産会社の囲い込み問題について

売主にとっては、どうしても両手仲介が問題となってしまいます。 両手仲介では、売主が囲い込みを受けやすく、損をするのは売主 …

続きを見る

2.良い不動産会社の判断基準・選び方のコツ

大手から中小まで幅広く複数社に査定依頼をすることをオススメしましたが、その際、不動産会社の良し悪しの判断は素人にはなかなか難しいです。

昔は良い不動産会社の見分け方として、宅地建物取引業の免許番号の更新回数をチェックすべきといったような話がありましたが、今時は、このような単純な見分け方はオススメしません。

残念ながら、業歴の長い会社の中にも「どうして潰れないのだろう?」と思う不動産会社も多いのが現実です。

筆者の考える良い不動産会社選びの判断基準は大きく分けて、下記の2軸です。

不動産会社を選ぶ時の2つの判断基準

  • 売却力のある業者であるか
  • 営業マンが信頼でき、相性が合うか

売却力のある業者であるか

最初に仲介依頼を検討している不動産業者が、「売却力 = 不動産を売る力」があるのか確認します。

力量があるかどうかは、以下のポイントでチェックをしていきましょう。

①自分の物件を得意とする不動産会社か?

実は、不動産仲介業者のなかでも、物件のエリアや物件種別などで各社得意・不得意が存在します。

不動産会社はそれぞれ得意な専門分野がある

例えば、「小田急不動産は小田急沿線の不動産が強い」「ライオンズマンションで有名な大京穴吹不動産はマンション仲介が得意」というのは、知識がない方でもイメージしやすい例ではないでしょうか。

他にも、投資用物件を得意とする会社や、訳あり物件を得意とする会社など、各社様々なストロングポイントを持っています。

しかし、自分の物件を得意とする不動産会社を探しあてるのは、なかなか難しいところです。

対応としては、複数の不動産会社に話を聞いてみることで、あなたの不動産に強い会社が見つかる可能性がグッと上がります。

筆者は、複数の不動産会社に一度でコンタクトを取れる不動産一括査定サイトをオススメしています。

詳細は【4.一戸建て売却は不動産一括査定サイトの活用が鉄則】で解説しているので、是非、ご確認ください。

②査定内容に信憑性があるかどうか?

不動産会社にコンタクトを取って、まず最初にお願いすることが不動産査定です。

査定をお願いすると、物件の査定価格と査定価格の根拠などをメールなり書面で受け取ることが出来ます。

三井のリハウスの取引事例

「不動産一括査定サイト」経由で入手した三菱地所ハウスネットの査定書

査定価格は、あくまで各不動産会社の予想の為、不動産会社によってバラつきが出てくるのが一般的です。

契約が取りたいがために、わざと高い見積もり査定を提示してくれる不動産会社もいるということです。

査定内容に信憑性があるかどうか、見極める為には、下記のポイントを注意しながら査定書をチェックしていきましょう。

査定書のチェックポイント6つ

  1. 複数社の査定額を比べて、高すぎないか
  2. 成約事例が査定対象物件とかけ離れてないか
  3. 流通性比率で査定価格を操作していないか
  4. コメントが手抜き・テンプレになっていないか
  5. あまりにもページ数が少なくないか
  6. 見やすく分かりやすい体裁になっているか

各項目の詳細は、下記の記事で解説しておりますので、是非、ご確認ください。

【不動産査定書サンプル付き】無料・メールで入手するオススメの方法を紹介
【サンプル(テンプレ)付き】不動産査定書で見るべき項目と無料・メールで入手する方法

この記事はこれから不動産売却を少しでも検討している個人の方に向けて書いた内容です。 プロの業者向けの記事ではありません。 …

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③提供しているサービス内容は魅力的か?

初めて不動産業者を選ぶ時に、必ずしもテレビCMをやっているような大手不動産業者を選ぶ必要はありません。

中小の不動産会社でも、大手と変わらない売却力を持っています。

その理由は、業者によって取り扱う不動産情報に圧倒的な差がないからです。

不動産業界では「REINS(レインズ)」と呼ばれる「不動産流通標準情報システム」が利用されており、不動産会社であれば同じ物件情報を見ることができます。

レインズ(REINS)とは?業界人だから分かるレインズの機能と仕組みを徹底解説
レインズ(REINS)とは?業界人だから分かるレインズの機能と仕組みを徹底解説

不動産の売却を開始すると、不動産会社から「レインズに登録しましたので登録済証をお渡しします。」と言われた方もいるかと思い …

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そこで見るべきポイントは、「不動産業者が提供しているサービス内容」です。

提供しているサービスは不動産業者によって異なり、購入希望者をより多く集めるサービスや、売却保証など様々なサービスがあります。

不動産業者はそれぞれ特徴のあるサービスを提供していますので、自分の目的に沿ったサービスを提供している業者に売却を依頼することで、スムーズな不動産売却活動ができます。

担当者が信頼でき、相性が合うか

前章では、不動産会社の力量という面でポイントを挙げましたが、最終的には、担当者とのフィーリングという面も重要な判断基準になります。

不動産売却は数ヶ月続く長期戦です。そんな時に何でも相談できる担当者かどうかというのは、非常に大切になってきます。

あなた自身が感じる感覚的なものもありますが、ポイントとしては下記のとおりです。

  1. 宅建士の資格を持っていない・売却仲介経験が浅い営業マンはNG
  2. 売主の話を親身になって聞いてくれるか?
  3. 言葉遣いやマナーは適切か?

感覚的な部分になりますが、ビジネスとして一般的な部分になりますので、しっかり見定めていきましょう。

3.不動産会社選びの流れと注意点

ここまで、業者選びのポイントを解説してきましたが、ここでは、実際に選ぶ際の注意点について見ていきます。

不動産会社を選ぶ時の3つの注意点

査定依頼は必ず2社以上で比較する

前章で、様々なポイントを解説してきたので、予想できると思いますが、最初から1社に狙いを定めて理想の会社と出会うというのはとても難しいです。

必ず複数社に査定依頼をして、比較検討しながら、良い会社に厳選していきましょう。

筆者としては、下記の進め方で絞り込みながら、業者探しを進めていくことをオススメします。

業者探しの進め方

  1. 5社以上を目安に机上査定依頼
  2. 机上査定の結果を比較検討し2~3社に厳選
  3. 厳選した会社に対して訪問査定を依頼
  4. 訪問査定の結果を比較検討し最終的に依頼する不動産会社を決める
  5. 契約を決めた不動産会社と一緒に売却活動を開始

最初の査定依頼で、複数の不動産会社に訪問査定を依頼するのはスケジュール調整面でとても大変です。

最初は机上査定を複数の不動産会社に依頼しましょう。

  • 机上査定とは、不動産を見ずに登記簿謄本や地図等の資料だけで行う査定
  • 訪問査定とは、机上査定の資料に加え、実際に物件を見て行う査定

複数の不動産会社にまとめて机上査定を依頼したい方はコチラ

契約時は、専任媒介契約にしない

実は不動産会社との契約には3種類の契約方法があり、詳細を知らないことで損してしまうケースがあります。

  • 一般媒介契約:契約を締結した不動産会社以外でも売却活動はOK。自ら他の不動産会社を探して売却活動してもOK。
  • 専任媒介契約:契約を締結した不動産会社としか売却活動できない。自ら他の不動産会社を探してもOK。
  • 専属専任媒介契約:契約を締結した不動産会社としか売却活動できない。自ら他の不動産会社を探して売却相談も認められない。

初めての不動産売却では不動産会社の言われたままになり、「専任」契約をしてしまう人がいますが、結論としては、「一般媒介契約」を選択するのがオススメです。

必ず「一般媒介契約」にして、複数の不動産会社を競争させてください。

そうすることで各不動産会社も一生懸命に活動してくれるようになります。

媒介契約が不動産売却成功のカギ

媒介契約が不動産売却成功のカギ

仲介手数料は業者によって異なる

仲介手数料については、宅地建物取引業法において不動産会社が受領できる報酬の金額の上限が定められています

不動産会社が受け取ることのできる報酬は、国土交通省の告示によりその限度額が以下のように定められています。

取引額※1(売買金額) 仲介手数料の上限額(税抜きの速算式)
200万円以下 5%(18万円※2)
200万円超から400万円以下 4%+2万円(18万円※2)
400万円超 3%+6万円

※1取引額は、物件の本体価格をいい、消費税を含まない価格を指します。
※2空き家などの現地調査が必要な取引の場合(2018年より施行 出典:国土交通省より)

また、仲介手数料は消費税の課税対象となるため、さらに消費税が加算されます。

しかし、仲介手数料の下限は定められていないので、仲介手数料がいくらなのか事前に確認しておきましょう。

不動産売却で発生する仲介手数料の相場は?値引きや無料にするのは可能?
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不動産を売却する際、不動産会社に依頼する買主探しの仕事を「仲介」と言います。 はじめて不動産を売却する人にとっては、「仲 …

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4.一戸建て売却は不動産一括査定サイトの活用が鉄則

まず、自分の不動産がいくらで売れるのかを把握する為には、不動産会社に査定してもらう必要があります。

しかし、あくまで査定額は不動産会社がいくらで売れそうなのか判断した価格です。

不動産会社ごとに、実績や算出方法が異なるので、不動産会社によって査定額がバラバラになってしまうことが一般的です。

その為、不動産査定は複数の不動産会社に依頼して、比較検討することがとても大切です。

査定額が高すぎる不動産会社は危険

査定額が高すぎる不動産会社は危険

ただ、複数の不動産会社を自分で調べて、1社ずつ何度も査定依頼を進めるのは大変です。

そんな時に不動産一括査定サイトの活用を強くオススメします。

不動産一括査定とは、売却を検討している不動産の情報を入力するだけで、複数の不動産会社から不動産の売却価格の査定を出してもらうことができるサービスのこと

便利な不動産一括査定サイトですが、筆者が知っているだけでも30はあります。

多くのサイトが乱立し、どのサイトを使えば良いか素人には分かりづらくなってしまっています。

実績や信頼性、提携不動産会社の質など、総合的に判断すると筆者は下記の3つをオススメします。

一括査定サイトのオススメ3選

  1. 超大手の不動産会社6社に唯一依頼ができる「

    すまいValue

  2. NTTグループで安心、一番歴史があり実績抜群の「

    HOME4U

  3. 地域密着の不動産会社にも数多く依頼ができる「

    イエウール

  4. ※番外:一括査定と合わせて使うことで効果を発揮する「

    SRE不動産(※旧ソニー不動産)

実績や信頼性はもちろんですが、上記3サイトは、机上査定での査定依頼が出来る点も大きなポイントになります。

机上査定とは、依頼時に入力した物件の基本情報を基に算出する査定方法で、不動産会社の担当者に物件を見てもらう必要もなく、家に居ながら気軽に査定額を知ることが可能です。

依頼時にメールで査定額を提示して欲しい旨を備考欄で伝えておけば、査定結果や担当者とのやり取りはメールで進むので、営業電話にも悩まずにやり取りすることも可能です。

オススメサイトの併用が鉄則

一括査定サイトごとに提携会社の性質は異なる為、売却を成功するためには、複数の一括査定サイトの併用がオススメです。

サイト選びのポイントとしては、売却物件のエリアに応じて、下記のような使い分けがいいでしょう。

所在地別地域毎のおすすめ

対象物件種別

おすすめポイント

物件所在地に応じたおすすめの使い方

不動産一括査定は、各社の特徴を活かして、複数社への査定依頼がおすすめです。

都心(東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・京都・奈良)の場合

一括査定サイトの他にも、売主専門の不動産仲介会社SRE不動産への相談がおすすめ

県庁所在地など比較的人口が多い都市の場合

すまいValueで大手へ、HOME4Uで地元密着から大手へ査定依頼することで漏れなくチェック

田舎など人口が少ない都市の場合

地方の提携企業も多いHOME4Uとイエウールの併用使いがおすすめ

査定対象の物件種別を比較

  • ◎特化してる
  • ○対応している
  • △要相談
  • ×対応していない
サイト名 戸建 マンション 土地 投資物件 農地
○ ○ ○ △ △
○ ○ ○ △ △
○ ○ ○ △ ○
○ ○ ○ ○ ×
○ ○ ○ × ×
× ◎ × × ×
○ ○ ○ △ ○
○ ○ ○ △ △
サイト名 戸建 マンション 土地 投資物件 農地

提携会社数・特徴

サイト名 提携会社数 特徴 公式サイト
大手不動産6社
※小田急不動産、住友不動産販売、野村の仲介、三菱地所ハウスネット、東急リバブル、三井のリハウス
・大手不動産6社にまとめて査定依頼できる
※この6社に依頼できるのはすまいValueのみ
公式サイト
1,300社以上 ・NTTグループで安心、実績も抜群
・フリーダイヤルの相談窓口あり
・大手、中堅、地域密着の会社にバランスよく依頼できる
公式サイト
1,600社以上 ・地方や田舎に強い 公式サイト
1,800社以上 ・匿名査定対応
・地方含めて対応エリアが広い
公式サイト
2,000店舗以上 ・不動産メディア認知度No.1
・最大10社から一括査定可能
・不動産会社の特徴で選べる
公式サイト
2,500店舗以上 ・マンションに特化
・賃貸も同時査定可能
公式サイト
1,700社以上 ・サポート体制が充実
・様々な物件種別に対応
公式サイト
約700社以上 ・収益物件に特化
・最大10社から一括査定可能
公式サイト

まとめ

一戸建て売却に関して、評判の良い会社や、会社選びのポイントについて、見てきました。

数ヶ月にも及ぶ売却活動を共にする不動産会社の選択は非常に大切です。

本記事を参考にしながら、売却成功に向けて、不動産会社選びを進めていきましょう。

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